いい方角へ行き、いい気を取ろう

「こちらの方角が良い方角だ」
「いい方角へ行き、いい気を取ろう」
ということを、私はやっています。

とは言え、本格的に勉強したわけではなく。
なんとなーくかじっている程度なわけですが。
それを理由にあっちこっちに出かけてストレス解消をしたりしています。

東西南北さまざまな方向を目指していくわけですが。
日本は島国でありますから、当然『果て』があります。
特に住んでいる所によっては
『北と西にはいくらでもいけるけど東には少しだけ、南はすぐに海に出てしまう』
なんてこともあったりします。

私の住んでいるところはまさに上の例文通りのところでして。
『南の方角がいいよ!』
と言われても
『ちょっと行くと海だよ!』
と言う感じになり。
南を取ろうとすると、おおよそ同じ岬に赴くことになるわけです。

その岬には社があると、看板が立っているのですが。
幾度となく通っている岬に、神社らしきものを見つけることはできず。
『波に流されたか風に飛ばされたんじゃ……?』
と勝手な憶測をしていたわけです。

南の吉方位は『学問・芸術方面に良く、思わぬチャンスが望める』と言う方角なのですが。
その吉現象をまさに期待したい状況のある日に、ちょうど南の吉方位が取れるタイミングだったのでその岬に赴いたわけです。
その岬は、いつもは風が強いわ波は高いわで結構おっかない思いをするわけですが。
ともあれ、崖の上から長い階段を下って海の方まで降りてみました。

そのとき、なにか後ろ髪がひかれたような気がして。
階段を降りて少し歩いたところで、ふっと崖の麓を見てみたんです。
すると、そこに鬱蒼と茂る森があり――その奥に、古びた社が見えるではありませんか!

(ここ、10回くらい来たのに……なんで気が付かなかったんだ!?)
自分でもちょっとビックリしながらお社にご挨拶をして、心願成就を祈願したのでした。

そして。
それから、一ヶ月くらい経った頃。
『思わぬチャンスを掴み』
願い事が無事、叶えられたのでした。

今まで探してもわからなかったのに……こんなこともあるんだなあと。
しみじみと思った、そんな方位取りの思い出でした。